新・ぜんそく力な日常

51歳で発達障害と診断された男の日常

近所の放し飼いの犬がなぜか僕の家の犬の小屋で出産してしまった時の事

今日も訪問ありがとうございます😊


今回も僕が以前使っていたブログからのリメイクになります。



これは僕が子供の頃に近所で飼っていた犬の悲しいエピソードです。




当時僕の家で飼っていたチロと言う犬は、雑種犬で中型犬並みの大きさでした。


けっこう気が荒く、他の犬に対しては、牙をむき出しにして威嚇したり、知らない人に対しても吠えまくるような犬でした。


しかしチロよりもずっと小さい柴犬のサクラにだけは頭が上がらず、サクラが近づけば、途端に尻尾を下げ、ブルブルを震えだしてました。


サクラも普段は大人しいのですが、チロが側にいると、牙をむき出しにして、常に威嚇していました。


そして…




なぜか自分の家ではなく、チロの犬小屋を占拠し、中に入ったまま出てこなくなりました。


隅っこの方で震えながら、情けない声を出すチロ…


僕の親もサクラの飼い主に連絡して、連れて行ってもらおうかと思ったのですが、当時両親はサクラの飼い主が大嫌いだったので1日だけ様子を見る事にしました。


チロには気の毒でしたが、とりあえずそのまま放置した次の日の朝、チロとサクラの様子を見に行ってみると…






チロの犬小屋で5匹も赤ちゃんを生んでいたのです!



これはびっくり!


隅っこでは、相変わらずサクラに怯えているチロ…


僕は生まれたばかりの子犬を見て

「うわ、可愛い❤️」

手を伸ばし、子犬を触りました。


初めて見る生まれたばかりの犬の赤ちゃん。


たまらなく可愛い!


しかし、サクラは近所の家の犬!


さすがにこのままにはできないと、嫌いな飼い主に連絡しました。



引き取りに来たのは、嫌いな飼い主の娘さん(少し美人)。


5匹の子犬とサクラを引き取って行きました。


そして次の日、学校から帰った後僕は、サクラの家に子犬を見に行きました。


サクラは、相変わらず放し飼いですが、自分の犬小屋でちゃんと子犬達のお世話をしていました。


生まれたばかりの子犬って本当に可愛いな〜


子犬達を堪能して家に帰りました。


そして数日後の朝


僕がチロの散歩を終え、ちょっと子犬達の様子を見に行こうとすると…


サクラの飼い主の娘さんが、箱を持ってすれ違いました。


箱の中は…子犬?


すぐに振り返ると


僕は子供ながらに…

あれ子犬だよね?

あの子犬どうするの?

誰かにあげるの?

捨てちゃうの?

それともまさか、殺…⁈


なんて思いました。


それ以来、子犬を見る事はありませんでした。



それからしばらくして、サクラも元気をなくし、数ヶ月には死んでしまいました。



そもそもサクラはなぜチロの犬小屋で子犬を生んだのか?


チロは普段からちゃんと繋いで飼っていたし、チロとサクラの上下関係からして、子犬の父親がチロという事は絶対にないと思います。


多分サクラ的に、自分の家で子犬を生むのは危険だとわかっていて、それで追い出しやすいチロの家で生んだんだと思います。



子犬達の事といいサクラの最期といい、本当にやりきれない悲しいエピソードでした。





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