新・ぜんそく力な日常

51歳で発達障害と診断された男の日常

全喘息患者必見!気管支サーモプラスティ治療体験完全版!

いつも訪問ありがとうございます😊


BT治療(気管支サーモプラスティ)での入院シリーズも終わり、これでBT治療に関する事は全て終わりました。


今回は、BT治療の総決算として、3回に及んだ治療を振り返ってみようと思います。


気管支サーモプラスティとは何か?

18歳以上の重症喘息患者向けの最新の喘息治療方法です。

全身又は局所麻酔を用いて、内視鏡を気管支に入れ、専用カテーテルて65度の電熱で温めます。

気管支は痛みを感じる神経がないので、熱さや痛みを感じる事なく治療ができます。


気管支サーモプラスティによる効果とは?

喘息の症状とは、ストレスやアレルギーなど特定の刺激に反応して、気管支の周りの筋肉が収縮し、気管支が狭くなるために起こります。

BT治療で、気管支の筋肉を65度に温める事によって、筋肉が収縮する力が弱まり、発作を起こしにくくしてくれます。


気管支サーモプラスティによってどのぐらいの効果があるのか?

BT治療を受けた喘息患者の79%が症状が改善したと答えています。


また、5年後の調査でも効果が持続していると答えているそうです。

BT治療は何回行われる?

喘息患者の体調にもよりますが、基本は全3回の入院治療になります。

1回目は右肺の下側

2回目は左肺の下側

3回目は両肺の上側(患者さんの体調によっては、ここを片肺ずつ2回に分ける場合があります)


治療を行う前にやる事

全身麻酔での治療の場合、体が全身麻酔に耐えられるかどうか、胸部レントゲン撮影、採血、検尿、心電図、呼吸器の検査をします。


治療3日前からプレドニンの服用。

喘息の発作が起きていると治療ができないので、治療予定日の3日前から、発作の有無もなく、プレドニン(ステロイド)を服用します。

僕の場合は、朝・昼で50mgのプレドニンを飲みました。


2日前から入院

発作が起きないよう2日前には入院して、体調管理をします。

そして前日に先生の診察を経て、GOサインが出れば、BT治療となります。


BT治療当日は

僕は午後2時からの全身麻酔による手術だったので、朝食は通常の半分、昼食はナシの状態で挑みました。


ディスポパンツという手術用の下着に穿き替え、エコノミークラス症候群防止用の靴下を穿き待機。


そして手術1時間前ぐらいになると、全身麻酔用に点滴の針を通して、呼ばれるまで待ちます。



そして看護師さんに呼ばれて、徒歩で手術室まで行きます。


BT治療はどんな感じ?

名前など本人確認が終わると、手術台に寝かされます。

病院着を脱がされ、ディスポパンツ1丁となり、手足を軽く固定されます。

胸には心電図、腕には血圧計、指先には血中酸素、額には脳波を調べる機器を取り付けられ、口に酸素マスクをつけられます。

「ゆっくり深呼吸して下さい」

そして状態が落ち着いて来たところに…


「点滴の針のあたりがちょっとヒリヒリしますが、それは麻酔なので安心して下さい…」


麻酔が注入され…

「深呼吸して下さい…」


何度か深呼吸していると、そのまま意識を失います。


全身麻酔の場合、このまま何も感じずに、およそ1時間〜1時間半ぐらいで治療が終わります。


BT治療の直後はどんな感じになる?

治療が終わり、麻酔が切れてきます。

名前を呼ばれ、意識が戻るのを確認したかさら、口の中の機器を取り外します。


そしてその直後から、個人差はありますが、一時的な発作が起きたりします。

僕の場合、大量の鼻水と咳と痰が出ました。

1回目のBTの時は、血痰も出ました。


手術室に病室のベッドが運び込まれ、寝たままベッドに移動させられます。

麻酔からステロイド点滴に交換され、ポータブル心電図計をつけられ、ベッドのまま病室に移動します。


1回目の術後の時は

肺の痛みはほとんどありませんでした。

術後強く出た咳や痰は1時間ぐらいで徐々に治りました。

しかしその後、ずっと軽い咳や痰が絡むのは続いていました。


2回目の術後の時は

治療した肺ではなく、その上(左肺上)に痛みが強くでました。

術後強く出た咳や痰は1時間ぐらいで徐々に治りました。

しかしその後、1回目の時よりも強い咳と痰が出て、入院中に発作止めの吸入(サルタノール)を何度か使用しました。


3回目の術後の時は

過去2回とは比べ物にならないぐらい辛く、両肺の痛みと強い咳と痰が出て、呼吸も浅くしかできませんでした。


やはり1時間ぐらいで徐々に治ってはきましたが、声枯れが起き、痰が絡む咳がずっと続きました。


術後の治療は

薬としては、術後2日間のプレドニン50mgの服用と500mlのステロイド点滴を1日1本、あとは抗生剤を5日間飲みました。(いつも飲んでいる喘息の薬も飲んでいました)


BT治療の次の日とさらに2日後に胸部のレントゲン撮影して、肺の炎症具合を確認します。


レントゲンの状態が良ければ、ステロイド点滴の終了、さらに退院の日時が決まります。


各病院によって違いますが、僕の治療した病院では、入院・手術・その後の経過で9日間、3回で合計27日間の入院治療となりました。


術後の状態

退院した1週間は、体力的にもしんどくて、ほとんど動けませんでした。

術後2週間以上経った現在ですが…


息苦しさが以前より減った事。

発作が起きて、サルタノール(吸入)をした時に、薬が効くようになりました。

BT治療前は、発作時にサルタノールをやっても、あまり効かなかったのが、今ではサルタノールでちゃんと発作を抑えられています。

BT治療の本格的な効果は、だいたい3ヶ月ぐらい経ってから出ると言われているので、まだこのぐらいの効果しか実感できていません。

もう少し経てば、すごい効果を実感できるのではないかと思っています。


BT治療で喉に肉芽腫ができる?

最低3回は気道に内視鏡を入れる為、その時に、気道や喉などに傷がついたりして、そこから肉芽腫(タコ)などができてしまうことがあるようです。(先生の腕もある?)


僕も2回目のBT治療の時なのか、喉に2ミリほどの肉芽腫ができてしまいました。


病院によってどう治療するのかわかりませんが、僕の場合、3月に切除手術をする事になりました。


最後に

これが気管支サーモプラスティ(BT治療)の全てです。


けっこう辛い治療ですし、3月の別件での手術は予定外でしたが、やって良かった治療だと思います。



喘息の発作で悩む方々、僕のこの体験を参考にしてみてください。











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